性暴力被害者支援看護職(SANE)養成講座

性暴力被害にあった人の医療ケアは、専門的知識と技術をもつトレーニングされた人たちがチームを組んであたるのがベストです。被害による心身の傷のケアにあたり、その後の影響というダメージをできるかぎり少なくし、医療現場での二次加害(無神経な言動によって被害者をさらに傷つける)を避け、本人の意思に応じて告訴など法的措置に備えて証拠採集し記録を残すことができるからです。

SANE(Sexual Assault Nurse Examiner:性暴力被害者支援看護職)は、1976年に米国テネシー州メンフィスで始まり、以降米国各地およびカナダに広まった専門職です。北米にはForensic Nurse(法看護)という専門分野があり、SANEはその法看護師の働きをします(ただし、すべての法看護師がSANEではない)。現在、アメリカにはSANEトリートメントセンターが700ヵ所、全世界の26ヵ国でSANEが活躍しています。

女性の安全と健康のための支援教育センターでは、日本でのSANE普及をめざし、カナダ・ブリティッシュコロンビア州で実施されているSANE教育プログラムを基に日本向けプログラムを開発しました。看護師・助産師・保健師が対象で、北米で行われているのと同様に1年間40時間の講座に参加していただきます。

SANE養成講座は、2000年6月に第1回を開講、2021年春現在、469名の修了生が全国で活躍しています。
※修了生とは、40時間のカリキュラムをすべて修了した参加者を指します。

☆2021年度プログラムはこちら。

看護職看護師、助産師、保健師女性が対象です

☆「性暴力被害者支援看護職養成講座」の紹介リーフレットはこちら
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